ロボットと人間について
あるツイートで「人間とロボットの絆」について触れているのを目にして、鍵垢なので転載は避けますが、要約すると「まりんとメラン」を評価する一方で「パシフィック・リム」と比較して
「アメリカの映画では人工物と人間の間に一線を引いて、心を通わせることはない。例外はあれど描いているのは日本の作品で、特に人工物そのままの姿で恋愛することは稀だ」
ということでした。
それで思いついたことを呟いたのでまとめておきます。
アメリカにもトランスフォーマーっていう作品があるんだよなぁ。日本の玩具の遺伝子を引いてるとはいえ、特に最近の米向け制作のアニメでは、人格もはっきりしてるし、人間との交流も見られるし。
— せれすぷか (@ikn_433_439) 2013, 8月 19
タカラトミーが売り出していたところに米国の玩具メーカーが提携して向こうで拡大したそうな。
人とロボットが所謂恋愛関係になるかどうかは、ロボットの見た目に依拠するでしょう。それでロボットに人間のスキンを与えるという土壌があったのが日本ってことじゃないか。いちばん古いのはアトムかな?
— せれすぷか (@ikn_433_439) 2013, 8月 19
アトムについてはWikipediaでもそう推測してた。
アメリカの人型ロボットで思いつくのは「アイ・ロボット」だけど、作中あれだけ普及しているロボットの姿をあくまで人間に似せないところがアメリカらしいのかな。見た目がどうこうって前提を飛び越えて自我とか心の問題をやるというか。
— せれすぷか (@ikn_433_439) 2013, 8月 19
美少女のロボットと人間が恋をする作品、パッと思いつく限りでは、「ロボットとは思えないほど人間に似た外見」であることに狼狽えたりドキドキするってスタートが多いような。
— せれすぷか (@ikn_433_439) 2013, 8月 19
http://t.co/q5QK6lMYPT 「メカ少女」なる項目もあるとは。「ちょびっツ」が載ってないあたり充実はしてない。
— せれすぷか (@ikn_433_439) 2013, 8月 19
引用したものの、メカの擬人化とか少女の自我を持ったロボットを混同してるのであまり参考にはなりませんでした。
この項にある分類としてはガイノイドが恋愛対象になることが多いけど、恋愛未満の関係なら「Z.O.E Dolores, i」のドロレスみたいな巨大ロボも当てはまるんだよな。
— せれすぷか (@ikn_433_439) 2013, 8月 19
あるツイートの「心を通わせないのはパシフィック・リム。」は補足としても的外れになってしまってる。そもそもあの作品ではイェーガーは人間のツールであり手足なので、心そのものが存在してない。
— せれすぷか (@ikn_433_439) 2013, 8月 19
米映画は大型ロボットでは「トランスフォーマー」が人気な一方で、人間サイズでは「アンドリューNDR114」「A.I.」そして「アイ・ロボット」などが制作されてる。「人間とロボットの絆」はアメリカでも描かれているし、日本の方が多いというのは単に分母の問題では。
— せれすぷか (@ikn_433_439) 2013, 8月 19
人型ロボットといえばこのあたり?ほかにあったかな。
ロボットを主要なテーマに置いている洋画のうち、操作型ロボットで思い浮かぶのは「リアル・スティール」と「パシフィック・リム」と割と最近の作品。
「リアル・スティール」は親子の交流のための舞台装置としてあるので、根本的には物語自体に影響しない。
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ちょっと話が逸れてるんですがまとめると
0.ロボットに心(≒自我)があるか否か
1.人間とロボットの交流(=恋愛orその他)
2.ロボットの外見(大きさと皮膚)
3.ロボットの立ち位置(主役or脇役)
土壌と分母というだけではあっさり片付かない問題のようだけど、どうも日本と海外とでは人型ロボットの成り立ちに違いがあるような気もしますね。
言うなれば日本のは「人間+ロボット」で、人間と人間の物語の片側にロボット的なプロットを入れ込むといった形。だから人そっくりのロボット少女と人間の少年の恋愛という物語が多いのでは。
海外……というかアメリカのは「ロボット+人間」という感じ。ロボットが進歩して人間と見分けがつかなくなったところに自我が芽生えて、交感を行っていく。だから見た目やサイズはまんまロボットでもいい。
ロボットの外見≒皮膚云々については、先日の記事で扱った「私の、生きる肌」のテーマに共通する点があるかもしれません。
ひとまずこの記事はこの辺で。また改めて煮詰めていきます。
書きかけの「HEROMAN」の記事を仕上げるヒントを見つけたかも。